借金の大原則と方法
借金は、賢く金融機関で利用すれば安全に支払いができます。幸い、日本では、お金にまつわる様々な要素が法律で決められているため、闇金や悪徳業者でお金を借りない限り、危ない目に遭うことはありません。借金は、大原則として利息を払わなければなりません。お金を借りる手数料で、これが貸し金業者の収入になります。
初回利用や期間限定で無利息のキャンペーンや特典が発生することがありますが、それはあくまで特別なものです。利息は、借りる金額や返済期間によって変動します。利息の支払いまできちんと計算できていれば、借金は恐れるものではありません。旅先で急にお金が必要になったり、大きな買い物でどうしても融資を受けなければならない、といったことも起こりうるため、正しく借金する方法を学んでおきましょう。借金には、大きく分けて以下のような方法があります。
・カードローン
・消費者金融
クレジットカードのキャッシングとカードローン
クレジットカードのキャッシングは、カードで買い物ではなく直接お金を引き出す方法です。ビザやマスターカードなど、お持ちのクレジットカードに対応しているATMがあればどこでも可能です。支払いは通常の買い物と同じで、支払日にまとめて引き落とされます。キャッシングから支払い日までの間は利息が生じ、支払い総額はキャッシングした金額よりも大きくなります。もっとも手軽な方法で、(ATM次第ですが)場所も時間も選ばない簡単さが利点です。
欠点は、利息がクレジットカードの支払日まで続くため、返済期限が良くも悪くも決まっていることでしょう。この点、インターネットを利用して繰り上げ返済することで、利息を最小限に抑えて返済を済ませることも可能になってきているため、より柔軟な利用の仕方が出来ます。また、ATMで自分の口座から引き出すような感覚でお金を出せてしまうので、感覚的にも注意が必要です。
カードローンは、キャッシング専用のカードを使用したキャッシングです。クレジットカードのキャッシング機能を利用するのと何が違うのか?と思われるかもしれませんが、ローン専用カードでは買い物はできません。あくまでキャッシング専用で、銀行が提供していることがほとんどです。クレジットカードよりも低い金利や利子で借り入れられることが多く、借り入れのためだけに1枚作っておいて損はないでしょう。あくまで借金という事実に変わりはありませんが、より有利な条件で借りられることがほとんどです。残高に応じて返済額を調整したり、元金の一部と利息を一定額に決めて支払う等、支払い方法が多彩なのも特徴です。
欠点は、銀行系のサービスであることがほとんどであるため、審査に通らなければ借りることが出来ないこと、でしょう。ある程度の収入や、返済能力の審査が発生します。付け加えると、銀行では公的な融資を受けることも可能なため、住宅ローンやマイカーローンなど出費の目的に応じて使い分けると、より低い金利で返済できます。
消費者金融
消費者金融で借りるのはどうでしょうか?ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、消費者金融も法律の範囲内で営業する立派な「企業」です。闇金など違法業者ならともかく、大手の消費者金融で違法な取り立てや財産差し押さえが行われることはありません。欠点は、金利が比較的高く利息が増えやすいことですが、それも融資法や利息制限法に基づいた範囲内で行われています。銀行系カードローンにないメリットとして、即日融資がありすぐにお金を手にできます。
クレジットカードのキャッシングと何が違うかを挙げておくと、クレジットカードはカード作成時に審査があるのに対し、消費者金融では申し込み時に審査があります。しかし、返済できなければクレジットカードが利用停止になることや、信用情報に記録されてしまうことなどは全く同じです。借金することそのものは、合法な企業で借り入れを行えば怖くありませんが、あくまで返済能力を超えない範囲に収めることが重要です。